疲れやすいあなたへ(後編)

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有酸素運動によって増える毛細血管、そしてもうひとつ?

さて、みなさん。今回は前回の続きです。

前回は「疲れやすいのは体を動かしていないから」そして有酸素運動の仕組みや、有酸素運動を正しく行うことによって毛細血管が増える、筋肉への血流量が(酸素供給量)増え結果的に疲れにくくなる!というお話でしたね。読んでない方は(前編)を先に読んでくださいね。(前編https://kotanitaiikudo.co.jp/tired-1 アメブロの方は前回の記事に戻ってくださいね)

そして実は有酸素運動によって体の中で増えるものがもう一つあるんです。それは身体を動かす(筋肉を動かす)物質なんです。

ちょっと学校の授業のようになっちゃいますが、簡単にご説明!(寝ないように〜)

筋肉を動かす材料になるのは酸素と糖質や脂質やたんぱく質などの栄養素、それを運ぶのは血液、そして血液の通り道が血管ですね。その血管の末端の毛細血管が増えることによって筋細胞に楽に早く筋肉を動かす材料を送ることができるわけです。(あれ?ちょっと難しかったですか?そんなことないですよね)

しかし、筋肉を動かす材料が効率よくたくさん筋細胞に運ばれてきてもまだ筋肉を(身体を)動かすことはできません。それらをエネルギーへ変えて初めて筋肉が動き身体が動きます。

そして、そのエネルギーを作り出しているのが、そうです、筋肉内にあるミトコンドリアという物質なんです!(ついてきてますか〜?)

ミトコンドリア!

ミトコンドリア。聞いたことありますよね、昔、学校の授業で習ったような〜。覚えていた方は素晴らしいですよ!知らなかった人もまったく問題ありません、今覚えたと思いますから、笑。

筋肉内でエネルギーを生産する工場、これがミトコンドリアです。いくら毛細血管が増えて筋肉への酸素や糖質や脂質の供給能力が増えてもそれらをエネルギーに変えられなければ代謝も低いまま、そして身体は効率よく動かせないんですね。身体を楽に動かしたり代謝を高めるのはこのエネルギーを生産する工場ミトコンドリアの数が多いかにかかってきます。

ということは、このミトコンドリアも増やさないといけないわけなんですが、肝心のその方法です。その方法がなんと、

皆さんの大嫌いな運動なんです・・・残念です・・・しかもちょっと息が上がるようなキツさ・・・(あれ?やる気なくなっちゃいました?クレームは皆さんの体の中にあるミトコンドリアまでお願いします)ミトコンドリアはその人が必要とするエネルギーの量で数が変わってくるんですね。

でも、大丈夫ですよ。「ちょっと息が上がるようなキツさ」の運動って前回(前編)でお話ししましたよね?そう!有酸素運動です!有酸素運動を継続的に行うことによってミトコンドリアは「この人はもっとエネルギーが必要なんだな」と感じ増えていってくれるんのです。そしてミトコンドリアが増えることによって代謝も上がり、身体も楽に動かすことができ、疲れにくい体質ができてきます。

つまり、疲れやすいあなたがやるべきことは、ちょっと息が上がる程度のキツさの有酸素運動を継続して行うこと。なんです。

有酸素運動によって毛細血管とミトコンドリアが増え、血液循環が良くなり酸素供給能力も高まり代謝も上がる。こんないい運動やらない手はないですね。

P.S
有酸素運動の過去の記事が他にもあるので参考にしてみてください。

ランニングのススメ https://kotanitaiikudo.co.jp/running

さて、では走ってみましょうか? https://kotanitaiikudo.co.jp/lets-run

 

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