疲れやすいあなたへ(前編)

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なぜ疲れやすいか知っていますか?

まず、これを読んでいるということは・・・あなたは疲れてますね!笑。

もしくは今は疲れていなくてもすぐ疲れるタイプ!ですね?大丈夫ですよ、ちゃんとなぜ疲れるのかどうすれば疲れにくいようになるのかご説明しますね。

そもそもなぜ皆さんはすぐ疲れちゃうんでしょう?もちろん原因は幾つかあるのですが今回はとても大きな要因を一つ。

ズバリ!!!「体を動かしていないから」これに尽きます。

あれ?ちょっとがっかりな答えですかね?もっと、こう〜「これを食べれば大丈夫!」「お風呂の上手な入り方」とか「〇〇だけやればあなたも一気に元気!」「このサプリメントであなたも疲れ知らず!」みたいなのを期待していました?残念でした。

でも、ちょっと混乱しますよね?だって、皆さんは体を動かすと疲れてしまうんですものね、ですよね?だから、疲れたくないからじっとしているわけですよね?でも「体を動かしなさい」みたいなことを言われると「いや、動くと疲れるんです・・・」となりそですが。

いいですか、これは核心です。
「体を動かすと疲れる。のではなく体を動かさないから疲れる」のです。

体を動かすってどういうこと?

「私は週に2回くらいウォーキングをしています」なんておっしゃる方がいます。ウォーキングは非常に良い運動なのですが、これは率直に言うと「やらないよりマシ」というレベルです。世間ではウォーキングによる効果というか素晴らしさを提唱していますがそれは、まったく動いていない人に対してや高齢の方などが対象です。30代40代もしくは50代の方が週に2回程度歩いたからといって体を動かしたうちには入りません。体の中身も外見も全く変わりません。(事実、変わらないですよね?逆に「やった」という達成感から食べ過ぎて太ってしまう方はいますよね)ましてや散歩程度では気持ちのリフレッシュにはなっても、じっとしているよりはましという程度の活動量なのです。これでは一向に「疲れやすい体質」は改善しません。

ただ、ウォーキングなどの有酸素運動がダメ、というわけではないんですよ。要はやり方に問題があります。

あなたの毛細血管はどれくらい?

ウォーキングなどの有酸素運動をしている方はここまで読んだらがっかりかもしれませんね。「せっかくやってるのに意味ないんですか?」いいえ、大丈夫ですよ。そのウォーキングに一工夫加えて慢性的な疲れの解消だけでなく、肌の血色やツヤを良くしたり、冷え性やむくみを解消に役立てれます。

そもそも有酸素運動(ウォーキングやランニングなど)って行っている方はなんのためにやってますか?
「健康にいいから」

ではなぜ健康にいいのでしょう?
「血流が良くなるから」

ではなぜ血流が良くなるのでしょう?
「・・・・」(ここを答えられたらあなたは中級者!)

ウォーキングなどの有酸素運動はその名の通り運動するのに(筋肉を動かすのに)酸素を必要とします。その必要な酸素は口から肺に取り込み肺から血液に溶け込みます。そしてその血液中の酸素を筋肉に運び体を動かすエネルギーにしているのです。(体を動かすエネルギーはもちろん酸素だけではありませんよ〜今は酸素のお話)その酸素供給を早く行わないといけないので心臓というポンプが通常より早く動き心拍数が上がり、酸素も早く取り込みたいので息が上がるのです。そうしたことが起こることによって筋肉への酸素供給量を増やすために血管の末端の毛細血管が増えるという現象が起こってきます。増える毛細血管はこの場合主に筋肉中で起こります(すごいですよね、毛細血管は増えるんです)大抵一般の人には毛細血管は筋細胞に2〜3個程度しかありませんが1〜2週間有酸素運動を継続するとなんとその数はなんと倍になることがわかっています。

疲れにくい体質になるには筋肉への酸素供給量が「鍵」

有酸素運動を定期的に行うようになった方は「体が軽くなった」「疲れにくくなった」ということをよく聞きますがこれは有酸素運動によって筋肉への酸素供給量が増えたことが原因と考えられています。少し動いたくらいでもすぐに酸素が筋肉に供給されるので筋肉の疲労も低く心拍数もすぐに上がったりはしなくなります。(息も切れないし疲れないということ)

ただ、毛細血管を増やすには散歩程度のウォーキングでは効果はありません。ここがとても重要なのですが、先にも述べましたが筋肉に酸素を早く取り込もうという働きが起きなければ毛細血管は増えません。要は心拍数が安静時よりある程度上がらなければ効果は望めないということです。少し息が上がる程度以上の強度が必要です。そしてそれを定期的に継続すること。そこで初めて毛細血管が増えてきて「疲れにくい体質」ができていきます。そして増えた毛細血管は有酸素運動をやめるとまた減っていってしまうので継続的な運動が必要です、なのでたまに歩く程度では体は変わらないということですね。

有酸素運動を定期的に行っていると筋細胞に毛細血管が増える。ということがなんとなくわかっていただけたでしょうか?このように毛細血管が増えると末端への血流がグッと増えるので慢性的な疲れの解消だけでなく、肌の血色やツヤを良くしたり、冷え性やむくみを解消に役立てれます。また、血管の動脈が柔らかくなり動脈硬化を防ぐ効果もありあらゆる病気の予防になります。

「動くから疲れるのではなく、動かないから疲れるのです。そして毛細血管が増えれば健康で美しくなれるということ」

ほんの少しの習慣であなたの体は中身も外見も大きく変わります。少しづつ無理のない範囲で今までウォーキングなどの有酸素運動を見直し少し息が上がる程度の運動を生活習慣に取り入れてみてはいかがでしょう?健康で綺麗な人はやってますよ。

 

さて、来週は「疲れやすいあなたへ(後編)」です。

有酸素運動を取り入れることができたらそこに一工夫加えてみましょう「もっとラクに体を動かせるようになる」「体が元気になれば気持ちも元気になる」「自分に磨きがかかり明るく前向きで輝く自分」が手に入るかもしれませんよ。

 

 

 

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