あなたはお腹が空いたら何を食べる?
突然ですが、みなさんお腹空きますよね?
そういう時、何を食べますか? とりあえず近くにあるもの? それともお腹を満たす炭水化物系のもの?(おにぎりとかパンとか、麺類?)それとも水分? まさか、砂糖いっぱいのお菓子ですか!?
今回はお腹が空いた時に何を食べるか、というよりも、実は「何から食べるか」という食事の時の食べる順番について少しお話したいと思います。
よく「太らない食べ方」という事を世間では言いますが、そんな事が本当にあると思いますか?同じもの(同じ栄養素)を食べても太りやすい食べ方と太りにくい食べ方。
みなさんはどう思われますか?
すでにご存知の方は多いと思いますが、実はあるんです、太らない食べ方。
それは、食べる順番に注意する事
でも、本当に大事なのは
なぜその食べ方だと太りにくいかという事を知っておく事です。
例えば、よく知られているのは野菜から食べると太りにくいとかいいますよね?
それはなぜだと思いますか?ご存知ですか?
あとは、スープなどの汁物を先に食べるなど、いろいろありますよね。しかし理由をしっかり理解していないとせっかく野菜から食べてるのに「太りにくい」という効果を得ていない事もあります。
では、単刀直入にいきましょう。食べる順番で何が違うか、それは
血糖値を急激に上げない
為なんです。
・・・・・・・・と言われても、ちょっと難しいかもしれないので、大丈夫です、ちゃんと説明しますね。
体を動かしたり、脳が働くエネルギーになるのは糖質です。(これはご存知ですよね?)
なので、食事でそのエネルギー源である糖質を摂取するわけなんですが、この糖質は摂取するとブドウ糖として血液中に流れ込みます。そのブドウ糖は体を動かしたり脳のエネルギーに使うわけですが、血液中のブドウ糖が増えると(使われなかったり、摂り過ぎたりして)それを肝臓や筋肉に「グリコーゲン」に変えて蓄えておく事も出来るんですね(しかしここには大した量は貯蔵できない)そしてそれでも余分な血液中のブドウ糖は、なんと「中性脂肪」として脂肪細胞に蓄えられます。糖分をとってるのに脂肪になってしまうんです。
今言った一連の仕事をするのが、そうです、すい臓から分泌されるインシュリンというホルモン。
もうわかってきましたか?
糖分を急に摂取すると(特に空腹時)血糖値は急激に上がります、そうするとインシュリンが分泌される量も多くなり、摂取したブドウ糖を肝臓や筋肉に貯蔵したり、中性脂肪というエネルギー源に変えて貯蔵する作業も促進されてしまします。
なので、血糖値は急激に上げない方がいいわけです、また、すい臓にも負担がかかりインシュリンがうまく働かなくなると血糖値を下げれなくなり、高血糖状態が続き糖尿病などになる恐れもあります。
血糖値は緩やかに上げて高すぎず低すぎずを保つ事が大事です。そのために食べる順番に注意し、糖質の摂取を後に回す事で血糖値の急上昇を防げます。
よって、同じものを食べても「太りにくい」という事が言えるわけです。
おまけネタ
また、血糖値が上昇する速度はその食品によっても変わってきます。
砂糖のような糖分(単糖類)は特に早いです、炭水化物も比較的早いです(糖質を含む割合が高い食品や吸収の早い糖質は血糖値が上がる速度も早い)
このように食品によって血糖値の上がる速度を数値化し表したものをグリセミックインデックス(GI値)と言います。このGI値の低いものを食べるか、または高いものを食べるときは食べる順番を考えて食べてみるのがいいでしょう。
「私はサラダからいつも食べるようにしているから大丈夫!」
な~~んて言っている方、そのサラダにかけているドレッシング、結構糖分入ってませんか?
大丈夫ですか?落とし穴の一つです。(市販のドレッシングはカロリー抑えていてもは糖分が入っているものが多い、カロリーよりも糖分気にした方がいいかもしれません)
パーソナルトレーナー Ryota