美容と健康に脂質は悪い?それともいい?

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脂は食べない方がいい?

さて、今回は脂(あぶら)について少し。

皆さんは脂を食べてますか? 私は食べない!な〜んて言っている人はいないですよね〜?食べたくなくても十中八九知らないうちに食べていると思います。しかも好きな人も多いですよね。でも、心配しなくていいですよ、脂は決して悪ではありません。一昔前までは脂は悪もの扱いされていました、特にダイエットには大敵だとされていましたね。その理由の一つに他の栄養素に比べてカロリーが倍以上あるというのがあります。要は少量でも摂取エネルギーが意外と多くなってしまうという事、そして脂のエネルギーは使われるのは後回しになるという事。このような面からもカロリーコントロールされれている人は脂をとると一気にカロリーオーバーに陥りやすいという事になってしまうんです。ただ、近年では太る痩せるは単純にカロリーのみで判断できないようになってきます。他の栄養素とのバランスやホルモンの関係で代謝の良し悪しも変わってくるんです。なので脂が一概に悪いとは言えなくなってきているんですね。

脂は種類に気をつける

しかし、脂は確かに体に害を及ぼす事もあります。例えば、脂も体を動かすエネルギーの一つですが、体を動かさず食べてばかりいると病気になり死にます。ちょっと大げさでしたかね、でも本当なんですよ、そして他人事ではないですよ〜。簡単に説明するとエネルギーとして使われる栄養素は血液中に溶け込んでおり使われるのを待っています、しかし、一向に使われる事がなく(需要が低い)エネルギー源を食べてばかりだと(供給過多)血液中のエネルギー源(糖や脂質)が増えてしまい高血糖、高脂血症になり動脈硬化(血管が硬くなる事)が進み、脳梗塞、心筋梗塞の元になります。他にも発がん性が高いものなど控えたほうがいい脂質もあります。しかし、その反面、脂質は体にとってなくてはならない栄養素でもあります。脂質が足りないと体はうまく機能しなかったり、髪の毛がバサバサになってきたり肌がカサカサになったりしてきます。若さを保てなくなります。

さて、困りましたね。病気の原因になりうる脂質、しかし体には必要でもある脂質。これは脂質の種類を選ぶ事が大切になってきます。そうなんです、脂と言っても色々あるわけですね。

とってはダメな脂質、いい脂質、とりすぎ注意の脂質

では、どの脂質はダメでどの脂質が良いのか簡単にご説明しましょう。

まず、とってはダメ、といいうか取る必要が全くない脂質。それは【トランス脂肪酸】これはマーガリンやショートニング、ファーストフードなどにも多く入っています。これは発がん性が認められているのでアメリカでは禁止になっているほどの脂質です。特に小麦粉を使ったようなお菓子や菓子パン類を買うときは原材料名をチェックしてみましょう。次にとりすぎ注意の脂肪は【飽和脂肪酸の長鎖脂肪酸】主にお肉類の脂肪と覚えておいていいでしょう。これは悪玉コレステロールを増やしたり、中性脂肪を増やすのでとりすぎには注意です。カルビや霜降りのお肉ばかり食べてませんか?他にもあるけど、笑。そして体に良い積極的にとりたい脂質は【不飽和脂肪酸のオメガ3・6】と【飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸】主に青魚やシソ油、亜麻仁油、オリーブ油、アボガド、ココナッツオイルなどです。これらは体に良い影響を与える脂質なので上手に料理に組み込めるといいでしょう。ここでは詳しく説明しませんが食材を選ぶときの参考にしてみてくださいね。ココナッツオイルは以前にも記事で紹介していますので詳しくはそちらもチェックしてみてください。しかし、脂は脂なのでいくら良いからといってもとりすぎには注意ですよ。

脂とも上手に付き合えれば、若さと健康をいつまでも保つきっかけにすることができます。

 

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